東芝の透視台に新しい機能が①

2017年8月22日火曜日

東芝の透視台に新しい機能が①


東芝の透視台の最高峰Ultimax-iの画像処理が新しくなった
通称octaveと呼ぶらしい
高画質・低線量検査コンセプトと謳ってあり
8つの技術により従来よりも1オクターブ先へ
そんな願いが込められているそうな…


  1. 多重解像度SNRF
  2. 散乱線補正
  3. 高透過グリッド
  4. 線質フィルタ
  5. IR解像度補正
  6. DCF
  7. 干渉縞補正
  8. f-proc
以上のテクニックにより高画質低線量化が実現したらしい
カタログによると従来にくらべ照射線量を65%低減と記載してあり
これが本当なら素晴らしい事だなぁとしみじみしているわけですが…
中々よくわからない部分もあるので、
調べながら、読み込みながら、
備忘録的に書いていくことにします。

多重解像度SNRF

元々東芝のFPDの上位モデルには
スーパーノイズリダクションフィルター(以下:SNRF)が搭載されていて、
このおかげで残像の少ない透視像を得る事ができた。

そもそも透視像というのは撮影線量に比して
管電流が少ない為、ノイズが多い。
管電流を増やせばノイズは減るが、被ばく線量が増える。
したがって、管電流は増やせない…でも、ざらざらな透視だと
術者も大変だし、見逃しになる可能性も出てくる。
だから、リカーシブフィルターを使うわけだけど
リカーシブフィルターって残像が出る。
これは原理的に仕方ないのではあるけども…

ということもあり、SNRFが残像なくノイズ低減出来るフィルタとして
リリースされたのが6-7年くらい前だったような気がするのだが…
そのSNRFが更に進化を遂げたということであろう。

正直、ペラペラなカタログだけで何ともいえない部分はあるのだけど
透視像をフーリエ変換し、高周波・低周波に分けてそれぞれに適切なSNRF処理を行うと
更なるノイズ低減が可能となり?
その結果、低線量化の余地が発生する?って事で良いのかなぁ…


散乱線補正

推定した散乱線成分を画像から引く事により散乱線のない画像に近づくと記載がある…
これは、原理的にはFUJIFILMのヴァーチャルグリッドに近いのかな?
要は照射条件からの散乱線を推定する。
照射条件とFPDに入光する線量で体厚を推定する。
この2点から散乱線を推定し、
散乱線成分を引くことでより鮮明な画像を取得する事が可能となる…っつう事かな?
ただ、この場合、散乱線成分自体は粒状性に少しは寄与しているハズなので
ノイズ成分が増加するのではなかろうか?という考えもあるのだけど…
その辺に関してもFUJIFILM同様上手に処理されている…のであろう?



高透過グリッド

中間物質の吸収係数を小さくし、X線透過率が向上
画像の信号成分を確保しながら、大幅な線量低減を実現とある…
X線の透過率をあげれば、その分、照射線量を減少させる事は可能だ
ただ、グリッドを高透過にするという事は散乱線による画質低下が起こりうるハズ。
その辺りはどうなのだろう?と思うところがあるが、
前述の散乱線補正がしっかり効いているから高透過グリッドを採用出来て
結果的に照射線量の低下が見込めるって事でいいのかなぁ?

本日のまとめ

8項目一気にかきあげようと思っていたのですが
テキストばかりなので、このあたりで区切ってもいいかなと思うので
本日のところはここまでとさせて頂きます。
オクターブについては3回程度に分けて
独り言と妄想を書き綴っていこうと考えております。