東芝の透視台に新しい機能が②

2017年8月23日水曜日

東芝の透視台に新しい機能が②


東芝の透視台の最高峰Ultimax-iの画像処理が新しくなった
通称octaveと呼ぶらしい
高画質・低線量検査コンセプトと謳ってあり
8つの技術により従来よりも1オクターブ先へ
そんな願いが込められているそうな…


  1. 多重解像度SNRF
  2. 散乱線補正
  3. 高透過グリッド
  4. 線質フィルタ
  5. IR解像度補正
  6. DCF
  7. 干渉縞補正
  8. f-proc
以上のテクニックにより高画質低線量化が実現したらしい
カタログによると従来にくらべ照射線量を65%低減と記載してあり
これが本当なら素晴らしい事だなぁとしみじみしているわけですが…
中々よくわからない部分もあるので、
調べながら、読み込みながら、
備忘録的に書いていくことにします。
という事で、前記事で3つに関しては
自分なりに解釈なり推測なりしていったけど
引き続き自分の中で理解すべく読み込んでいく事にします。

線質フィルタ

低エネルギーX線をカットして被検者のひばくを効果的に抑える
線質フィルタにより、被ばくを抑えながら高画質を維持…とある
ん?コリメータか何かでカットするって事かしら?
低エネルギーX線をカットすれば被ばくは軽減できるが…
その分、画質においては粒状性の悪化が懸念されるところではある…
ただ、設定した条件の線質のX線であったほうが良いのは間違いないと思う

DCF

IR解像度補正は強敵なので一番最後に思考をめぐらすとして
DCFですが、II-DR装置の頃からのテクニックですから
同業者の中では当然というべきテクニックで
何を今更って印象はありますが、
どうも今まで以上にかけ方の選択肢が増えたという話。
DCFのおかげで黒潰れ白飛びが減るので
有用な機能ではありますが、
個人的には黒潰れ防止として、
黒い部分に若干DCFを効かす程度で
白いところはDCFをOFFでも充分かなぁと思っているので
選択肢そんなに増やさなくてもいいんじゃない?って思ったりしてる。

干渉縞補正

画像に隠れているグリッドの干渉縞成分を除去…とある。
透視のパネルではどうなのかは私は知らないけど
一般撮影のパネルへの更新の際に
34本系のグリッドはモアレが出るから使えませんと言われ
40本系のグリッドに変更を余儀なくされた経緯がある。
最近はあまりグリッドの縞が入った画像自体を見る事がないので
ピンとこないのだけども、
それはモニタ診断全盛になっているおかげ(?)で
見えてないだけで、縞は入っていたって事なんだろうか?
良くわからない。
ただ、縞成分を除去…
ん~、縞成分を除去出来れば、
若干解像度の向上が期待できそうな気がするねぇ…

f-proc

多重階調度強調により鮮鋭度が自然に強調され、解像度の高い画像を実現…とある。
f-って書いてあるぐらいだから撮影…ではなく透視についての事なんだろうけど
良くわからないなぁ…
多重解像度SNRFは高周波領域と低周波領域に分解して処理する…とあったけど
これは…階調なので白いところと黒いところをそれぞれ処理するって事かなぁと思うけど
そもそも透視DCFってあったよね?って話で
透視DCFは白いところ・黒いところの一部のコントラストを
調整するテクニックだったと認識しているのだけど、
このf-procは…白いところ、黒いところ、それぞれに鮮鋭化フィルタをかけます!?
って、事かしら?
ぐぬぬ。わからんぞ。

IR解像度補正

もうね、本当、よくわからない事だらけなんですけどね。
一番やっかいなのはIRなのよね。
更に鮮明な撮影像をえるために最新の画像処理技術の逐次近似法を採用。
解像度補正演算を繰り返す事で理想のMTFを実現…とある。

とりあえず、撮影像を謳ってあるので透視像には適用はされないと思う。
多分、CPU・GPUの処理が追いつかないからだ
もしかすると…透視の収集が256x256とかだったらいけるかもしらんけど
実際にはそんなことはないので、現状使用しているマトリックスだと
透視像に逐次近似法は使える程のスペックのPCはまだないという事だろう。
でも、アンギオなら動画サーバーに保存とかあるみたいですし、
透視像も逐次近似法でより素晴らしい像が出るなら
是非、やっていただきたいところ…
話をもどします。
カタログでは逐次近似法により、撮影像のMTFが向上している印象はあるが
CTで逐次近似法というと、ノイズ低減に使える反面、
微小血管の描出能が低下すると言われたりとかしてて
逐次近似法をかける程度の度合いがどのくらいが良いとか
議論されていたりする。
で、そのイメージで言うと、
ノイズ低減に寄与するので、照射線量を低減させる余地が生まれるとか
そういう話が多いので…
ノイズ低減と鮮鋭度の向上というのは相反する要素というのが
既存の概念というか、そう捉えていたので
撮影画像が逐次近似法を採用する事で鮮鋭度があがるというのは
意外というか、一瞬、眉唾じゃね?って考えた次第。
ただ、どうも、そうらしいというので、
今後調べてみようかなぁと考えている。

8項目をつらつらと自分なりに解釈してみたけど

基本的な考えとして、
画像処理技術を大幅に見直す事で
鮮鋭度を向上させた上でノイズ低減も可能となった。
ノイズ低減出来てるので、従来ほどの照射線量はいらんくね?って事で
電圧を下げめに設定し(IIDRだと経年劣化しちゃうから出来ない事だよね)
散乱線を減らす事が可能となり、
その分グリッドも見直しして、高透過用に変更。
その恩恵でさらに高鮮鋭化が期待が出来るし、低被ばく化になった。
と、いう事かなぁ…
でも、なんか、そうすると…やっぱちょっとノイズの問題が残ってしまう気がするけども

いつか講習会か何かで東芝さんに講演してもらうかなぁ